パーキンソン病患者に太極拳が有効！

パーキンソン病患者にバランス感覚と歩行能力の改善を高めるのに
太極拳が有用であると研究で示されたそうである。

パーキンソン病患者に対し短期間の太極拳が提唱されていたが、
科学的あるいは臨床的に有用性は確認されていなかったという。

■アメリカのオレゴン研究所が行った。

　軽度から中等度のパーキンソン病患者195人。
　3群のいずれかに無作為に割り付けた。
　各被験者は、60分のセッションに週2回、24週間参加した。
　バランス維持に重要ないわゆる姿勢安定性の変化と、
　患者の歩行の様子と体力を検討した。

◆研究の結果として
　太極拳はバランスおよび歩行能力の改善では、
（レジスタンストレーニングやストレッチよりも優れていた）

　転倒回数の減少については、
（ストレッチよりも優れ、レジスタンストレーニングとは同等）。

※今回、週2回の太極拳の実践が有用であると示された。

■太極拳は、ご存知の通り、ポーズまたは運動は、
　ゆっくりと優雅に行われるのが特徴で穏やかな運動と
　ストレッチが含まれている。

■パーキンソン病は、神経変性脳疾患である。

　徐々に進行する。
　それにつれて運動制御能力が低下する。
　振戦（ふるえ ）や筋硬直、不安定性などの症状が現れる。


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